医院ブログ

2021.10.24

妊婦歯科診療と禁煙支援のポイント2

こんにちは上本町ヒルズ歯科クリニック

院長の永井です。

妊婦歯科診療と禁煙支援のポイント

前回に引き続き、先日、母校岡山大学の同窓会学術講演会に

ウェブで参加し、歯科衛生士の皆と共に学んだ

事例から学ぶ妊婦歯科診療と禁煙支援のポイント

の続編をお伝えします。

妊婦喫煙の胎児への影響

妊娠中喫煙していると

自然流産の発生 2倍

早産率 1.5倍

低体重児の発生率 2倍

周産期死亡率 1.4倍

小児喘息の発生率 2倍

この他、お子様の発育知能の発達遅延の原因

にもなり得るとのことでした。

喫煙の乳児への影響

授乳期に喫煙していると、

母乳の分泌量が10~20%低下し、

ニコチン量の多い母乳を与えられた乳児は、

嘔吐・下痢・脈拍の増加・落ち着きがない

等が現れるそうです。

妊娠をきっかけに禁煙される方が多いですが、

産後に育児のストレス等から

約半数の妊婦さんが再喫煙されています。

是非、妊娠をきっかけに、お母さんだけでなく

お父さんも一緒に禁煙を成功させて頂きたいです。

岡山県では、全国に先駆けて妊婦だけでなく、

パートナーの方も歯科健診が行われています。

歯科健診も是非お二人でお越し下さい。